サウナ温度 | 約90℃ | 3.5 |
水風呂 | 18~19℃ | 3.5 |
外気浴 | 露天スペースあり | 4 |
清潔度 | 3.5 | |
総合ととのい度 | 3.6 |
岐阜県養老町にある日帰り温泉&ホテルを併設している「湯せんの里」に行ってきました。
よくある日帰り温泉かと思いきや、意外にも、ととのう設備が満載!
一泊二日でがっつり堪能してきました。
田んぼの真ん中にぽつんと出現!
ゆせんの里は日帰り温泉「みのりの湯」と「ホテルなでしこ」が合体した施設です。
道を進んでいくと、一面のどかな田んぼのど真ん中にぽつんとたたずむ一軒温泉。
入り口にたどり着くと小洒落た南欧風の建物がででんとそびえ立ち、周囲の雰囲気とどことなく違和感があります(笑
施設自体は古くからあるものではなく、むしろ新しい方なのでなぜこんなところにできたのか地元の方に聞いてみたところ、
この土地に温泉が噴出
↓
最初は温泉付きの宅地として分譲
↓
余った土地でホテルを建設
みたいな経緯があるようです。
確かにホテルの周りには規模は大きくないものの、団地のような住宅地が取り囲んでいます。
周りには養老の滝などの観光スポットはあるので、観光客目当てか思いきや、さらにその周りに広大なグランドゴルフ場(いわゆるゲートボーツ)などが整備され近隣のお年寄りの憩いスポットにもなっているようです。
どんどん建物が増設されていったようで、館内全体はこの地図のように割と複雑(笑
順番にそれぞれご紹介します。
本館日帰り天然温泉エリア「みのりの湯」を満喫
日帰り温泉「みのりの湯」を利用する場合は正面玄関から入場します。
フロントで料金を払い入場します(タオル貸出あり)
ホテル宿泊の場合は無料で利用できます。
サウナ
よくあるスタンダートな遠赤外線式のサウナ。
全体の規模感からしてやや狭めと行った印象。
12分計、テレビなどは完備されており、それなりに過ごせます。
マットタオルがあまり交換されてなかったのは残念ポイント。
外気浴
露天風呂エリアにゆったり広々としたスペースがあります。
壁に覆われているため景色は見えないものの、手入れされた植栽の庭が広がって開放感抜群!
ととのい椅子にどかっと座りながら見た目にも良く余韻にひたることができるオススメスペースです。
塩味のする温泉はぬるくて時間をかけて入れる
- 源泉内風呂(39℃)
- 高温風呂(42℃)
- 露天風呂(40℃)
褐色をしていて、なめてみると海水か?と思うくらいのしょっぱさがする山間部の温泉では珍しい泉質。
全体的に温度はぬるめで統一されているので、サウナ後でも長めにじっくりとつかっていることができて快適。
それでいて低い温度の割にはポカポカ感が長く残るので、湯冷めもしにくい温泉ですね。
休憩スペース&レストランでまったり
風呂から上がったら、リクライニングチェアのある休憩所へ。
個別テレビはありませんが、新聞、マンガはそろっていて暇つぶしには事欠きません。
レストランやカフェスペースも大きめな店舗になっていて、メニューも居酒屋メニューから定食までかなり豊富です。
温熱療法館でさらにととのう
と、ここまでは、ほぼ普通のスーパー銭湯レベルなのですが湯せんの里はここからが違う!
連絡通路を伝って別館である「温熱療法館」に行くとさらにととのう空間が用意されています。
温熱療法館は、本館とは別料金で
- 養老汗蒸幕
- 歩行プール(要水着、レンタル有り)
- 紫雲の湯(本館とは別の内湯)
の3つが利用できる施設。
ホテル宿泊の場合は無料で、日帰りの場合の受付もホテルのフロントで行います。
今回は宿泊2日目の朝からととのってみました。
ここでの目玉はやはり養老汗蒸幕!
韓国ではメジャーなサウナドームだそうな。
外から見るとこのドーム部分がそれにあたります。
2階に上がって専用館内着に着替えて狭い入り口を入ります。
正直、ぬるいサウナ程度かと想像してたんですが…なめてました。
中に入ると、いきなり強烈な熱気が体を襲う!!
本館のサウナはもちろん、下手なサウナが全然ぬるく感じる強烈な熱さです。
温度計がなく、正確な数字はわかりませんが、少なくとも100℃以上は確実。
湿度も高くしかもゆるーく熱波もくるから、体感温度もかなりのもの。
そのままでは生命の危険を感じたので(笑、頭からバスタオルをかぶって防御したほうが絶対良いですね。
一度脱出して、支給されていた大判タオルをロッカーにとりに戻りました。
とにかく温度が高いので2~3分ですぐに汗が吹き出す短時間ととのいが可能です(笑
1回の時間は5分が目安と書いてあるので普通のサウナの倍速という感じでしょうか。
今回は休憩を入れながら都合3セットやってかかった時間は約40分くらい、最速でととのえられます。
入り口付近には井戸水から汲み上げた冷水と、ご丁寧に岩塩も置いてあって同時に摂取することがすすめられています。
残念ながら水風呂、外気浴スペースはありませんが、リラックススペースはあるので、休憩するのに不自由はありません。
整え終えたらロッカールーム横にある内湯(温泉)で汗を流して、セット完了!
ここは浴槽一つで銭湯レベルのスペースです。
五色岩盤浴でMAXにととのう
正直養老汗蒸幕でお腹いっぱいなのですが(笑、一階にはさらに別料金で岩盤浴もできるので1日目のおやすみ前にダメ押しで決行!
1回の利用は50分で、1時間毎のフロント予約制。
別に館内着を支給してくれるので、汗だくになっても安心です。
中に入ると、半円状のドームに8つほどのスペースがあります。
それぞれ石材の種類が違っていることに妙なこだわりを感じてしまいます。
(麦飯石、虎石、紫雲石、祖谷石、五色石)
スペース間隔は広くとられており、仕切壁もあるので、混雑していてもゆったり過ごせそう。
横に砂時計もあるので、時間を計りながら取り組むことができます。
普通のサウナ以上に汗をかくことは間違いなく、セットの度に館内着は汗だくです(笑
タオルを轢いて早速トライ!
今回は、五色石、麦飯石で寝てみましたが、石材ごとに体感温度の違いは特になさそう。
ただ、室温こそ40~50℃と低めですが、湿度が高く、岩盤の熱も高いため、そこそこ熱い!
うつぶせ5分→仰向け15分が推奨方法なものの、耐えきれず1セット10分ほどを3セット繰り返しました。
すぐ横に小さいですが外気浴できるスペースもあるので、休憩時の涼を求めるなら断然ココで。
水分補給もすぐ横でできます。
50分で十分なくらいの熱気で汗をながすことができます。
仕上げのマッサージで完全脱力
湯せんの里にはそれぞれ
- 本館みのりの湯…ボディケア、コインマッサージ機多数
- 温熱療法館…韓流ボディケア、あかすり
があり、リラクゼーションも充実しています。
今回は岩盤浴の仕上げにみのりの湯のボディケアを利用。
PC、スマホのやりすぎで起こるストレートネックを矯正してくれるプランをチョイス。
やけに明るい男性の方の話を聞きながら首をグリグリ気持ちいい…。
真から完全脱力しましたねー。
ホテルエリア
今回は1泊2食付きのプランで宿泊しましたので、雑記などを少々…。
ここだけガラリと雰囲気変わっていきなり南欧分の建物が連なります。
お部屋はなぜか和室をチョイス(笑、15畳2間続きで広いです。
食事は低糖質食をウリにしていて、ヘルシーな前菜やこんにゃくご飯などこだわりがありました。
2kmほどいったところには名勝の養老の滝があり、観光にも便利な場所ですね。
まとめ
1泊2日の日程で
- 本館サウナ…1時間3セット
- 養老…40分3セット
- 岩盤浴…50分3セット
合計9セット敢行し、しばらくサウナ行かなくても良い境地に達しました。
はっきりいって日帰りですべての施設を巡るには時間的にも体力的にもキツイです(笑
宿泊して自分のペースでダラダラと各施設をめぐりながらMAXなととのいを目指すのが健康的なすごしかたといえるでしょう。
やはり日帰りならここにしかない養老汗蒸幕を利用してもらうのがオススメです。
本館の日帰り温泉は休日はやや混雑してますが、温熱療法館はそこまで混んでいないので、静かにまったりとととのいを目指せると思います!
養老温泉 ゆせんの里の概要
- 駐車場
- 駐車場完備(無料)
- 営業時間と定休日
- 本館:10:00 ~ 22:00(最終入館 21:30)
温熱療法館:10:00 ~ 22:00(最終入館 21:30) - 料金(日帰りの場合)
- こちら
- 公式ページ
- https://www.natural-co.com/
- ※掲載情報はすべての訪問時点の情報です。現在の正確な情報を確認したい場合は必ず施設にお問い合わせください。