ホテル浦島で忘帰洞など6つの温泉を一気に湯めぐり!1泊2日で風呂を効率良く回る過ごし方

ホテル浦島全景

こんにちは、サウナビ2号です!

和歌山県は那智勝浦にそびえたつ超巨大温泉リゾートホテル「ホテル浦島」のお風呂の場所はなんと合計6ヶ所!

残念ながらホテル浦島にはサウナの設置はありません。

しかし、これだけの風呂を湯めぐりすれば、それはそれでサウナ並みに発汗可能でもあります!

ただし、この6ヶ所のお風呂を1日で回り切るのは、かなり至難の業であることはご存知ですか?

男女入れ替えや、閉湯時間、男女入れ替えがあるため、適当に気の赴くまま回っていてはすべてを入るのは不可能です。

そこで今回は、2泊3日滞在してわかった、それぞれの温泉のオススメポイントと1日で効率よく回るオススメの過ごし方をご紹介したいと思います。

日帰りでも湯めぐりできるので、どんな場所なのか気になる方はぜひご覧ください!

ホテル浦島は巨大すぎるホテルで歩いては行けない

ホテル浦島はとにかく超巨大!客室棟だけでも本館、山上館、なぎさ館、日上館の4つがあり、多いときだと3,000人くらい宿泊してたのだとか、、、(館内のラーメン屋の女主人談)

しかも狼煙半島という切り立った地形に位置するため、観光客が徒歩で向かうのは困難なロケーション。。(ホテルのドライバーさんに聞いてみたら30分以上は絶対かかるし、絶対道に迷うそう)

宿泊でも日帰りでも車で向かう場合は、

  • ホテルから10分ほど離れた専用駐車場に停める(カーナビだとホテル浦島駐車場とかで検索する)
  • マイクロバスで桟橋まで送ってもらって無料の専用船で向かう(~5分程度)
  • そのままバスで本館裏ゲートまで直行も可能

電車の場合は最寄り駅のJR紀伊勝浦駅から桟橋まで5分ほど歩いていくと桟橋があり、こんな亀の船でホテル正面まで送ってもらいます。

チェックイン、チェックアウトの時間帯は常にピストン輸送していますし、バスはホテルに連絡すればどの時間帯でも気軽に迎えに来てもらえます。

宿に向かうだけでもアトラクション感満載ですね!

日帰り温泉でも十分楽しめるけど時間帯に注意!

遥峰の湯を除いて、ホテル浦島はすべて日帰り温泉でも楽しむことができます!

  • 料金:1,300円(子供650円)
  • 9:00~19:00(最終受付18:00)

ホテルまでは宿泊者と同じ行き方で、本館フロント横専用のカウンターで受付。

タオルやバスタオルは無料貸与、アメニティもシャンプーや化粧水、乳液類がひととおり揃っているので、ふらっと手ぶらで行くことができます。

ただ、全部湯巡りしようと思うと、メンテ時間の関係もあって数時間で行くことはほぼ不可能かと思います。

午前中から夕方まで滞在できてハイペースで回ればコンプリートも可能かと思います!

温泉の特徴~どの浴場の泉質も硫黄+塩水のハイブリッド

ホテル浦島には合計6つの浴場があります。

洞窟風呂
・忘帰洞
・玄武洞
内湯+露天
・滝の湯
内湯
・ハマユウの湯
・磯の湯
・遥峰の湯(山上館宿泊者限定)

どの浴場の泉質も基本は同じな硫黄+塩化温泉。

うっすら白く濁ったお湯からは濃厚なゆでたまごのような香りに加え、磯の風味も混ざった独特の香りがとにかく鼻に残ります。

塩水かつ弱アルカリ性のため、入った後は悪いものが全部溶けたように肌がスベスベになりますね!

翌日でも余裕で硫黄の香りが体に残ります(笑

その他注意事項としては

  • 水着着用はできない、基本は素っ裸。
  • 混浴はできない。男女入れ替えの浴場もあるので時間に注意。
  • 家族風呂や貸切風呂は昔はあったが今は利用できない
  • どの浴場にも鍵付きロッカー完備で安心
  • アメニティは化粧水や乳液、ピーリングジェルが完備で入浴後の肌ケアはしやすい

といった特徴があります。

さらに同じ泉質でも浴場によって景色はもちろん、湯温が異なったり、成分の濃度が違ってたりもするので、行くならば全部試したいですよね!

しかし、浴場によっては男女入れ替え制になっていたり、営業時間が制限されているので、全部回るならスケジュールを決めて入るほうがおすすめです!

全6つの浴場を巡ってわかった特徴や営業時間を紹介していきます!(※忘帰洞、遥峰の湯以外の浴室内写真は他のお客さんがいない間際に係員さんにひとことお願いして撮らせてもらいました)

大洞窟が圧巻な忘帰洞は両方入っておきたい

営業時間:5:00〜10:00/13:00~23:00

とりあえず入っておきたいのがこの忘帰洞。

他ではまずお目にかかることのない天然の大洞窟にある露天風呂!

入り口からすでに雰囲気たっぷりな洞窟空間!溶岩の迫力に圧倒されます。

100M以上歩いていって、入り口に到着!

こちらは男女入れ替え制で男子の場合、午後は手前の入り口、午前は奥の入り口になります。

わざわざこう書いたのは、同じ手前と奥では、浴場の構造が全然違うからです。

・あくまで景色優先なら奥の湯

・いろんな湯温で楽しむなら手前の湯

奥の湯のほうがより海面近くにあって、波の音や風景をより広いレンジでリアルに楽しめます。

洗い場さえも洞窟内をさらにくり抜いたようなトンネル内にあったりして、終始アウトドア感は抜群です!

手前の湯の方は、海面に面する浴槽は1つだけなものの、洞窟内にぬるめ、あつめの浴槽が複数あって、これはこれで温泉感がたっぷり満喫できますね。

なので、忘帰洞は合計2回入ることをおすすめします(笑

洞窟からは熊野灘を一望できて広さも半端ない!

ずっとつかっていると別世界にいるような感覚。

横に広がる水平線と崖が織りなす景色が圧巻ですし、すぐそばまで打ち付ける波の音が穏やかでもかなりリアルに聞こえて風情もたっぷり。

サウナなくても長湯+外気浴を繰り返して十分発汗、もう帰りたくない…(笑

ここだけで既にのぼせそうになりました。。

登りくる朝日が忘れられない玄武洞

5:00〜12:00/16:00~23:00

忘帰洞よりもコンパクトながらも、密度高くより洞窟感が味わえるのがこの玄武洞!

楕円状に縦長になった構造で、天井もやや低めな暗い空間でとにかく岩石の迫力に圧倒されます。

洞窟内に広がった浴槽をずっと歩いていくと、奥に海面が眺められる露天風呂があります。

ほかは全部白濁色なのになぜかここだけお湯の色が透明なのも不思議!(においは同じなのに)

最大の特徴は、方向的に登り来る朝日が絶景で拝むことができます!

なので行くなら夜より早朝に行くのがおすすめ。

ただ、露天エリアは狭く、外気浴はしにくいです。

さらに老朽化のためか一部ロープで規制されているので4~5人くらいで満員、、、?

適度な譲り合いで楽しみましょう!

源泉に近い濃度の泉質がウレシイ磯の湯

6:00〜9:00/12:00~24:00

玄武洞すぐ近くにあるのが、この磯の湯。

内湯のみで浴槽は2つ。

それほど広くなく、銭湯のような雰囲気を持った地味な浴場ですが、スルーしてはいけない!

この湯は最も源泉に近いお湯がひかれていて、白濁の濃度が最も「濃ゆい」です。

特に奥の浴槽から聞こえるガバガバっと湯を汲み上げる音が湯治場を思わせるわびさびな雰囲気。

湯温も時々によって変わるそうで、このときはぬるめで、しっかり長湯して堪能することができました!

朝が早めに閉まることを除けば全日を通して比較的入りやすい湯だと思います。

より源泉に近い泉質を楽しむならマストで入っておきたいです!

迫りくる岩がインパクト大の滝の湯

6:00〜12:00(男性のみ)/15:00~24:00(女性のみ)

ここからは男女別に入れる時間帯に制限がある浴場なので、スケジュールに合わせて入ってみましょう。

本館1Fのフロント近くにある大浴場。

ちょっと熱めの内湯の中に巨大岩が堂々そびえ立ち、ちょろちょろと滝のようにお湯が流れる風情がたまらんです。

景色こそ見えませんが露天風呂も2つあり(岩風呂、ひのき風呂)、こちらはぬるめの仕様でかなりまったりできます。

外気浴と交互にじっくり温泉を楽しむ時に向いてますね。

シンプルな銭湯タイプのハマユウの湯

6:00〜12:00(女性のみ)/15:00~24:00(男性のみ)

滝の湯と同じ本館にあるのがハマユウの湯。

こちらは本当にレトロな温泉ホテルの内湯といった感じでとりたてた特徴はありません。。。

あつめの温度の浴槽がひとつとシンプルイズベスト。

他と比べて広めなので、露天系の風呂が混雑する時間帯にゆったり入ってみたり、小さなお子様連れの場合とか、時間的に余裕がある時に入ってみることがオススメです。

山上館宿泊者限定の遥峰の湯

最後は山上館に泊まっている人限定になる大浴場。

ホテル浦島自慢の日本一長いエスカレーターか、エレベーターで33Fまで登らないとたどり着けません(笑)

こちらはレトロな雰囲気が多い浴場の中で唯一近代的な雰囲気のある内湯。

特に高層階だけあって中からはこのような那智勝浦の港町の風景を高みから望んで入ることができるので、洞窟とはちがう景色で温泉を楽しむことができますよ!

1泊2日で全部湯巡りする場合のオススメスケジュール

遥峰の湯を除いても、観光のついでに全部湯巡りしようと思ったら1泊2日でもかなり忙しいと思います。

それに加え、

  • 時間帯によって男女どちらかしか使えない場合もある
  • メンテのための閉湯時間が各浴場によってまちまち
  • 浴場間の距離もかなりあるため、移動するのも一苦労。

といったこともあるので、1泊で全部回りたいときは男子の場合、以下の順番で回ることがオススメ。

洞窟風呂は夜だと景色が見えないのと混雑しやすいので早めに回っておく、閉湯時間が遅い内湯は夜に回すことがポイントです。

  • チェックイン後当日
  • とりあえず忘帰洞(手前の湯)
  • 泉質を楽しむために磯の湯
  • 寝る前にハマユウの湯であったまる
  • 翌朝~チェックアウト
  • 朝日を見るため玄武洞
  • ダメ押しで忘帰洞(奥の湯)
  • 余裕があったら滝の湯でほっこり

湯巡りスタンプを3つ集めると粗品がもらえる!

宿泊者限定でチェックイン時に湯巡りスタンプカードがもらえます。

3つ以上スタンプを集めるとチェックアウト時に粗品がもらえるので入ったついでにぜひやっておきましょう。

ワタシが行ったときは忘帰洞の入浴剤がもらえました!

まとめ


客室からの夕暮れもとてもきれいです。。

ホテルにずっと滞在するつもりで行けばかなり温泉は満喫できると思います。(サウナビ2号はふやけるまで入って発汗しまくりました(笑)

逆にどこかの観光のついでに回ろうものなら、ハードな行軍になること間違いなし!

なにしろテーマパーク並に広すぎるので、あっちからこっちへ移動するだけでも数百メートル歩くことは普通。

あちこち巡っていたら2~3kmは歩いていても全然おかしくありません(笑)

ただ、その苦労が報われるだけの圧倒的な泉質や景色が堪能できますね。

従業員さんも総じてホスピタリティあふれていて非常に気持ちよく過ごせました!

コロナ前は外国人の方の来訪も多くごった返していたそうですが、今ならまだ落ち着いて湯巡りできるのではないでしょうか?

ホテル浦島の概要

住所
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165−2 【地図】
アクセス
JR紀伊勝浦駅より徒歩約6分~専用船
駐車場
あり(別場所からバスで移動)
公式ページ
http://www.hotelurashima.co.jp/
館内設備
自販機、ゲームセンター、売店など
※掲載情報はすべての訪問時点の情報です。現在の正確な情報を確認したい場合は必ず施設にお問い合わせください。